最終更新日:2023年06月22日
旧暦5月4日(ユッカヌヒー)、航海安全と大漁祈願、島の融和と繁栄を願う奥武島ハーリーが行われました。感染症の影響で近年は規模を縮小して無観客で行われていましたが、今年は4年ぶりに観客を入れ、従来の形で開催されました。
勝負を決め、勝ちどきをあげる東の船
島民が東(あがり)と西(いりー)に分かれて競漕する7番勝負の本バーリーでは、橋から海に飛び降りて船にのる島独自の「流れ船」などで名勝負が繰り広げられ、観客からから拍手や歓声があがりました。
漕ぎ手が橋から海に飛び込む「流れ船」
4年ぶりのハーリーで熱戦を展開
4勝3敗で勝利した東ハーリー頭の嶺井勝也さんは「目玉のクンケーラーシーは練習を積んで勝ちにいった」と、漕ぎ手を労いました。4年ぶりの本バーリーでの勝利に「カリーがついた。今年の東の海んちゅは豊漁になる」と喜びました。
本バーリーのほか、小中学生の体験ハーリーや般参加の職域ハーリーも行われ、島は熱気に包まれました。