1. 4年ぶりに制限なしで開催。古堅のミーミンメー(2023/05/21)

4年ぶりに制限なしで開催。古堅のミーミンメー(2023/05/21)

最終更新日:2023年05月23日

五穀豊穣や子孫繁栄を願う豊年祭『古堅のミーミンメー』が、古堅区で行われました。市の無形文化財の古堅のミーミンメーは、コロナ禍では集落の拝所での御願や旗頭を掲げるだけなど規模を縮小していましたが、今年は4年ぶりに制限なしで開催されました。

  • 4年ぶりに制限なしで開催。古堅のミーミンメー(2023/05/21)

    大照屋でミーミンメーを
    奉納する子ども達 

  • 4年ぶりに制限なしで開催。古堅のミーミンメー(2023/05/21)

    公民館の庭で
    伝統の棒術を奉納

1834年頃に首里の赤田から伝わり、189年の伝統があるとされる同行事では、ミルク(弥勒)様や旗頭を先頭に、踊り手の子ども達や棒術をする青年達が集落内の拝所などを練り歩きます。ハッピを着た子ども達が、耳たぶをつかみながら「ミーミンメー シーヤープー」と歌いながら踊る姿を、地域の方や保護者は手拍子をしながら見守りました。

  • 4年ぶりに制限なしで開催。古堅のミーミンメー(2023/05/21)

    ミルク様を先頭に区内を練り歩く

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    アシビモーでの奉納後
    ミルク様をかこんでチャーシー

一行は区の発祥地とされる『大照屋(ウフティーラ)』を皮切りに、公民館に隣接するお宮、公民館の庭、アシビナーを巡り、踊りや棒術を奉納。最後のアシビモー(農村公園)での奉納が終わると、ミルク様も一緒にカチャーシーを披露して五穀豊穣と子孫繁栄を願いました。

行事が無事に開催できたことに胸を撫で下ろした與那嶺稔区長は「先輩達が伝統を守ってきたミーミンメーを継承していくためにも、これからも皆さまのご理解とご協力をお願いします」とあいさつ。行事に携わった区民や子ども達の保護者、来場者へ謝辞を述べ「皆さまの健康と発展、ミルク様のご利益があることを祈念します」と締めました。