1. 3年ぶりに市内4地域で『第2層協議体・地域ケア会議』を開催(2023/01/31〜02/03)

3年ぶりに市内4地域で『第2層協議体・地域ケア会議』を開催(2023/01/31〜02/03)

最終更新日:2023年03月01日

団塊の世代が75歳以上となる2025年を目処に、重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される『地域包括ケアシステム』を目指し、全国の自治体では地域の特性に応じた自主性や主体性に基づいた体制づくりが求められています。

南城市でも『南城市生活支援体制整備事業』として平成29年度から取り組みはじめ、毎年度に地域の方々と考える中学校区域を対象とした4地域での『第2層協議体・地域ケア会議』を開催してきました。しかし、コロナ禍において、開催の中断を余儀なくされてきました。

今年度は3年ぶりに大里、知念、玉城、佐敷の地域ごとで開催され、それぞれの会議で地域の課題や解決策を模索しました。

  • 3年ぶりに市内4地域で『第2層協議体・地域ケア会議』を開催(2023/01/31〜02/08)

    大里地域での会議の様子[1月31日]
    (写真提供:南城市社会福祉協議会)

  • 3年ぶりに市内4地域で『第2層協議体・地域ケア会議』を開催(2023/01/31〜02/08)

    知念地域での会議の様子[2月1日]  
    (写真提供:南城市社会福祉協議会)

  • 3年ぶりに市内4地域で『第2層協議体・地域ケア会議』を開催(2023/01/31〜02/08)

    玉城地域での会議の様子[2月7日]  

  • 3年ぶりに市内4地域で『第2層協議体・地域ケア会議』を開催(2023/01/31〜02/08)

    佐敷地域での会議の様子[2月8日]   
    (写真提供:南城市社会福祉協議会)

2月7日に南城市役所1階大会議室で開催された玉城地域の第2層協議体では、2025年に地域で起こりうる団塊の世代の高齢化や、支える人材や地域活動の後継者不足などの問題を共有し、地域包括ケアシステムの目的や体制整備に関するこれまでの取り組みや、自治会・区での取り組みの報告が行われました。

  • 3年ぶりに市内4地域で『第2層協議体・地域ケア会議』を開催(2023/01/31〜02/08)

    百名区の取り組み報告

  • 3年ぶりに市内4地域で『第2層協議体・地域ケア会議』を開催(2023/01/31〜02/08)

    地域課題を分類・整理するグループワーク

地域での取り組み報告を行った、百名区の葛原敏弘さんは、同区の人口動態予想図をもとに、少子高齢化や自治会財政の悪化、行事参加者やリーダー不足、新規居住者の自治会未加入などの問題点を絞りました。

解決策として、子どもを中心にした行事や、近隣の自治会と協力したイベントの開催、新規転入者との積極的な交流をあげ「10年後を想像して、いま動きましょう」と呼びかけました。

最後に、地域での課題を「困っている」、「地域で取り組めそう」、「しばらく何とかなる」、「行政・施設などの協力がほしい」の4つに分類して整理するグループワークを行い、地域課題を共有しました。

参加者は、第2層協議体で話し合われたことをそれぞれの地域に持ち帰り、地域活動に活かしながら、第1層協議体とも共有します。安心して暮らし続けるための地域づくりについて、意識統一を図っていきます。