1. 奥武島のモズクが国内初の『有機JAS認証』を取得(2023/02/13)

奥武島のモズクが国内初の『有機JAS認証』を取得(2023/02/13)

最終更新日:2023年02月16日

南城市の農業生産法人『島酒家』(石黒新海代表取締役)と、奥武島で漁業を営むマルミネ産業(嶺井伸也代表取締役)が製造する奥武島産の有機モズクが、有機藻類の日本農林規格(有機JAS)の認証を受けました。モズク品目では全国初で、種付けから栽培、加工まで成長ホルモン剤など薬剤を使わないのが特徴です。

  • 奥武島のモズクが国内初の『有機JAS認証』を取得(2023/02/13)

    記者会見で商品をPRする
    (左から)親川常務取締役、古謝市長、

    嶺井代表、石黒代表
     

  • 奥武島のモズクが国内初の『有機JAS認証』を取得(2023/02/13)

    有機JAS認証を受けた
     『奥武島産有機太もずく(塩蔵)』

両社は南城市役所で記者会見を開き、JAS認証を受けた『奥武島産有機太もずく(塩蔵)』を、イオン琉球各店で発売することを発表。また、南城市のふるさと納税の返礼品としても扱う予定です。会見には南城市の古謝景春市長と、イオン琉球株式会社の親川伸夫常務取締役も同席しました。

島酒家とマルミネ産業の両社は『もずく有機の会』を立ち上げ、昨年12月27日にJAS認証を取得。マルミネ産業の嶺井代表は「より自然に近い状態でモズクを栽培しようということで、始めたのが今回のきっかけでした」と語りました。

島酒家の石黒代表は「日本の流通の0.1%しかないという貴重なモズクが今回うまれました」と話し、地場の商品開発を行い「県内外や海外にもアピールをしていきたい」と意気込みを語りました。

『奥武島産有機太もずく(塩蔵)』は、県内のイオンやマックスバリュ全39店舗で3月10日から発売。生産体制が整いしだい、JAS認証を受けたモズクを使った『奥武島産有機グリーンもずく』と『奥武島産有機乾燥もずく』の販売も予定。商品売り上げの一部は、南城市子育て支援課に寄付することも発表されました。