1. 大里中OBの五十嵐未来さんが母校へ会議テーブルを贈呈(2023/02/03)

大里中OBの五十嵐未来さんが母校へ会議テーブルを贈呈(2023/02/03)

最終更新日:2023年02月07日

大里中学校の卒業生で、沖縄工業高校3年生の五十嵐未来さんが、同高校建築科で学んだ技術を活かして製作した木製の会議テーブルを、母校の大里中へ贈呈しました。

五十嵐さんは「建築科で学んだ技術を活かし、母校に恩返しをする事ができないか」というテーマのもと、同高校の課題研究の授業で調査、研究、製作に取り組み、校長室用の会議テーブルを完成させました。

大里中OBの五十嵐未来さんが母校へ会議テーブルを贈呈(2023/02/03)

会議テーブルを前に記念撮影
(左から大里中学校の屋良直子校長、五十嵐未来さん、
沖縄工業高校の大城栄三校長、同校の比嘉純朝教諭)

五十嵐さんは昨年4月に大里中へ訪問し、何が必要か調査を行い、校長室用の会議テーブルを製作することを決めました。5月に材料選び、6〜12月は材料加工を行い、1月から組み立てと塗装をして、完成させました。

大里中OBの五十嵐未来さんが母校へ会議テーブルを贈呈(2023/02/03)

自作の会議テーブルに手をかける五十嵐さん(手前)
見栄えと使い勝手にこだわった力作

タモとヒバの木材でできたテーブルは、見栄えがよくなるように釘は使わず、接着には木材をつなぎ合わせるダボ(木製の小片)や木工ボンドを使用。強度も問題なく、イスに座りながら作業ができるように高さを設定。会議時に使いやすいよう、天板の下には資料置きも設けました。

明るめの木材を選び、机の中心は違う色にしてほしいというデザインにも応えました。五十嵐さんは「イメージ通りに出来上がった。母校に恩返しができてうれしい」と笑顔。4月からは県外の建設会社で大工の道に進むそうで、自身の卒業と門出を祝う力作に「できるだけ長く、たくさんの人に使って欲しい」と語りました。

贈呈式に参加した沖縄工業高校の大城栄三校長は「本校で学んだことが十分に発揮できたのでは」とねぎらいました。

大里中学校の屋良直子校長は「素敵な会議テーブル」と声を弾ませ「学校の職員だけではなく、地域の方も使うテーブル。後輩への励みにもなる」と喜びました。