1. 「徐葆光が見た琉球~冊封と琉球~」映画上映会&講演会(2022/10/18)

「徐葆光が見た琉球~冊封と琉球~」映画上映会&講演会(2022/10/18)

最終更新日:2022年10月24日

南城市・江陰市友好都市記念事業『徐葆光が見た琉球~冊封と琉球~』上映会と講演会が、市役所1階大会議室で開かれました。

南城市と中国の江陰(こういん)市は、2016年に国際友好都市を締結。以降、南城市内の中学生が江陰市へ短期留学するなど交流を深めていました。

コロナ禍で交流事業は中断していますが、沖縄と中国の歴史的な関係について理解を深めるために、1719年に冊封副使として琉球を訪れた徐葆光を描いたドキュメンタリー映画の上映と講演会を、南城市と南城市教育委員会が主催しました。

  • 「徐葆光が見た琉球~冊封と琉球~」映画上映会&講演会(2022/10/18)

    講演した鄔 揚華さん

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    上映会の様子

上映後の講演会には、同映画の総合監修をつとめた冊封使徐葆光研究の第一人者で、中国沖縄交流史研究者の鄔 揚華(ウ ヤンファ)さんが登壇。「尚巴志生誕650周年に節目に、南城市でリバイバル上映ができてうれいい」と語り、映画制作の裏話や、映画で再現した御冠船料理のほか、コーディネート役として参加した中学生の交流事業のエピソードなどを紹介しました。

講演会の最後に、鄔さんは徐葆光が詠んだ『この国はなぜ音楽を楽しめるほど平和なのだろう。中国と琉球は一家のようで、親善交流を続けてきた』という意味の漢詩を紹介。「南城市と江陰市の交流事業は、時間の経過とともに大きく発展していくものと信じています」と、交流事業が国際的な平和交流に寄与することを祈念し、講演会を締めました。