最終更新日:2022年06月23日
南城市大里稲嶺・目取真区が生んだ名士・大城精徳の絵画を中心に、出版物、民具などの作品を展示する『大城精徳展』(主催:南城市・南城市教育委員会)が、6月22日から南城市文化センター・シュガーホール2階の洋会議室で開催されます。
同展示会は、10月から県内各地で開かれる『美ら島おきなわ文化祭2022』の関連事業として、県立博物館・美術館も協力しています。
初日となった22日に、同ホール2階の集会室でオープニングセレモニーが開かれ、テープカットが執り行われました。
シュガーホールの北野浩館長は「大城氏の功績が未来の子ども達に受け継がれることを希望しています」と、開会のあいさつ。
大城精徳さんの姪で、大城さんの絵画作品14点と書画集などを市へ寄贈した當銘藤子さんは「故郷での展示会を叔父も天国で喜んでいると思います」と、親族を代表してあいさつしました。
親交があった詩人で美術評論家の星雅彦さんも駆けつけ「人間味のあるあたたかい人だった」と、大城さんとエピソードを語りました。
戦後の沖縄の美術に影響を与えた画家で、郷土文化研究家としても著書を残している・大城精徳さん。その作品や、著書「琉球の文化」の直筆原稿などを貴重な資料を公開する展示会は入場無料。7月10日まで開催されます。