最終更新日:2022年06月21日
沖縄の稲作発祥の地とされる仲村渠区で、かつて盛んだった稲作を復活させようと、同区出身者有志で結成した仲村渠稲作会が、今年の1期目の稲刈りと脱穀を行いました。
6月5日、同区下田にある田んぼでは、稲刈りが行われました。4月に就任した城間勇紀会長は「土壌を育てることから始めました」と、平成29年に会を発足した当時を振り返り「地域の先輩方の知恵をかりながら、手探りでやっています」と笑顔で語ります。
18日には干した稲穂の脱穀が行われました。会では昨年から仲村渠樋川の近くでも作付けし、収穫量が増えたことから、カシチーに行われる地域伝統の綱曳きの藁を仲村渠産でまかなえる見込みです。
下田の田んぼは、状態を見ながら2期目の作付けを予定。仲村渠樋川の近くの田んぼも、収穫も待っています。初夏の訪れと共に、今年の稲作会の活動が走り出しました。