1. 作家の木村達哉さん 佐敷中でキャリア教育講演(2022/06/14)

作家の木村達哉さん 佐敷中でキャリア教育講演(2022/06/14)

最終更新日:2022年06月16日

日本屈指の進学校の灘中学校・高等学校の元英語教師で、独自の英語勉強法などの著書が全国の学校などで採用されている作家の木村達哉さんの講演会が、佐敷中学校で開かれました。

講演会は2年生と3年生が対象。2年生は各教室でのリモート視聴、3年生は体育館で生徒間の距離をとるなどの感染対策を講じて実施されました。

  • 作家の木村達哉さん 佐敷中でキャリア教育講演(2022/06/14)

    講師の木村達哉さん 

  • 作家の木村達哉さん 佐敷中でキャリア教育講演(2022/06/14)

    感染対策を講じて実施

「英語や国語だけが勉強ではない。どんな状況でもいいので、自分のレベルをあげることが勉強」と語る木村さん。「勉強は自分で選ぶものであって、誰かに強制されるものではない」とし、かなえたい夢や将来やりたいことのために、いまやるべきことを見つけて前に進む大切さを訴えました。

勉強によって得られることの一つに「他の人を幸せにできる」ことを挙げ、プロ野球選手や研究者などを例示しました。また、学歴や職種による生涯賃金の違いや、日本と海外での収入の違いなどを示し、勉強を続けることによって「経済的自立や自由」を得られることも挙げました。

15歳から16歳になる頃には「何をやって生きていきたいのかを、決めておいたほうがいい」と語りかけ、まだ夢や将来像を見つけきれていない人については「県外や国外に出ていろいろやってみては」と、自分が楽しめる仕事を見つける方法をアドバイスしました。

作家になる夢のため、国語や英語を重点的に勉強したご自身の経験を紹介。人生で何がしたくて勉強をしているのかを問いかけ、自身の作家活動にふれながら「何歳まで生きるかわからないが、体が滅びても作品は生きている状況を作れたら僕は幸せ」と語りました。

講演後、生徒代表は「しっかり目標を持って、自分のレベルをあげるために勉強しようと思いました」と、お礼の言葉をおくりました。