最終更新日:2022年06月03日
旧暦5月4日・ユッカヌヒー、航海安全と大漁祈願、島の融和と反映を願う奥武島海神祭(奥武島ハーリー)が、奥武島で行われました。
雨の中で波を切る
健闘を称えてガーエー
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、昨年と同様に規模を縮小し、無観客での開催となった今年のハーリー。東(アガリ)と西(イリー)にわかれた島民が漕ぎ手となり、梅雨空を吹き飛ばすように、力強く波をかき分けました。
奥武島ハーリーは7番勝負ありますが、感染対策のため御願バーリーと上がいバーリーの2つのみで実施。御願バーリーは東、上がいバーリーは西が制して、勝ちを分けました。
勝負後に行われる船を持ち上げて勝どきをあげる「ガーエー」では、東と西が一つの船を一緒に持ち上げ、健闘を称え合いました。
例年は、漕ぎ手が奥武橋から海に飛び降りて船に乗り込む『流れ船』など奥武島独特の競漕や、職域ハーリー、中学生の体験ハーリーなどがあり、毎年4千〜5千人の見物客で賑わいます。中本進区長は「漕ぎ手の皆さんも張り切っていた。来年は7番勝負もできるといい。多くの人に見に来てほしい」と期待を込めました。