1. 果樹栽培を日々研究。比嘉さんのハウスに珍しい2つ実のパッションフルーツ(2022/03/18)

果樹栽培を日々研究。比嘉さんのハウスに珍しい2つ実のパッションフルーツ(2022/03/18)

最終更新日:2022年03月23日

市役所を定年退職し、果樹農家へと転身した比嘉聰さんの農業用ハウスに、一つの枝から二つの実がなる珍しいパッションフルーツが発見されました。

  • 果樹栽培を日々研究。比嘉さんのハウスに珍しい2つ実のパッションフルーツ(2022/03/18)

    右手に2つ実の枝を掲げる比嘉さん

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    2つ実がなったパッションフルーツ

通常、パッションフルーツは一つの枝に実を一つ付けるそうですが、この枝だけはなぜか実が二つ。他の枝は実は一つしかなく「理由はわからないが珍しい。おそらく栄養が行き渡らず、実は小さくなるはず」と、栽培を始めて5年の比嘉さんも初めての経験。

パッションフルーツは植えてから3か月で花が咲き、その後は90日ほどで出荷となります。比嘉さんのハウスにも熟する前の実や葉が青々と茂り、出荷までの日々を温かいハウスで過ごします。

ハウスは冬でも30℃近くの気温になり、少し動いただけで汗が出てきます。パッションフルーツは受粉が必要で、12月後半から5月にかけて毎日作業を行います。これだけでも大変な作業ですが、比嘉さんはパッションフルーツと並行してアボカドの栽培にも挑戦中。別のハウスで10種類、50本ほど育てていて、ネット通販などで販売しています。

市内でもこれほどのアボカドを育てている農家はいないそうで、パッションフルーツとあわせて「これからも果樹を専門にしていきたい」と、笑顔で意気込みました。