最終更新日:2022年03月17日
玉城小学校(伊良部孝校長)では、通常の学習や普段の生活で当たり前にやっていることが、SDGs(持続可能な開発目標)につながることを意識した取り組みを行なっています。
同校のSDGsへの取り組みの一環として、5年生を対象にした特設授業が体育館で開かれました。5年生児童の保護者で、JICAの青年海外協力隊としてセネガル共和国での活動経験のある運天文子さんが講師をつとめ、現地での生活や人々の様子、日本との違いなどについて経験談を交えて話しました。
運天さんは青年海外協力隊として、2003年から2005年にかけて西アフリカのセネガル共和国へ赴任し、野菜栽培や女性の就業などに携わりました。
日本では当たり前にある水道、電気、ガスなどの生活インフラが整っていない中、できるだけ現地の方と同じ生活で活動を行った運天さんは、「セネガルではお互いに協力して支え合いながら生活している。家庭環境や生活するために学校に行けず、働いている子どももいる」と、日本とは違う生活環境について、写真スライドなどを使いわかりやすく伝えました。
運天さんは「今日から一人ひとりが少しだけ貧しい国を意識した行動をするだけで、変わることはたくさんあります。何ができるかそれぞれで考えてみてください」と、子ども達に語りかけました。
講演を聞いた港川孟昴さんは「日本とは生活がまったく違う国のことを知ることができてよかった」と感想。伊良部校長は「学校で学習することはSDGsにつながっている。普段の生活の中でもSDGsにつながることを意識することが大切」と、取り組みの意義を語りました。