1. 地域の民話を演劇で上演 大里北小の5・6年生が観賞(2022/03/03)

地域の民話を演劇で上演 大里北小の5・6年生が観賞(2022/03/03)

最終更新日:2022年03月07日

南城市教育委員会文化課では、令和4年2月に『大里のちてーばなし』を刊行しました。「ちてーばなし」とは、「伝え聞いた話」と言う意味の方言で、同書は、1983年に行われた大里村(現南城市大里地域)の聞き取り調査で採録した「ちてーばなし」をもとに編集されています。

同書の活用・普及事業として、掲載話を題材にした演劇3 作品を県内で活躍する俳優グループ『演撃戦隊ジャスプレッソ』が制作し、大里北小学校で上演しました。

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    演劇を観賞

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    大里ウナーの一場面

上演されたのは、沖縄にあることわざの1つを題材にした『ヤーサルマーサル』、沖縄に実在したお金持ちの話の『城間(ぐすくま)ナーカ』、ムーチー(鬼餅)の由来として有名な『大里(うふざとぅ)ウナー』の3作品。

太鼓と三線を効果的に使った世界観たっぷりの演劇に、観賞した子ども達は大きなリアクションで応え、演者も「うれしくなり、セリフ以外のこともしゃべってしまった」と、大盛況でした。

5年生の町田瑞和さんは「鬼ムーチーの話は知っていたけど、演劇でみると違う面白さがあった。知っている方言も使われていて楽しめた」と感想を語りました。

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    「大里のちてーばなし」の表紙 

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    採録した大里ウナーの話と挿絵

『大里のちてーばなし』は、聞き取り調査により採録した約70話を掲載。B5 版フルカラーで、大里地域の子どもたちが描いたイラストを表紙や挿絵に採用しています。同書は県内および市内の図書館、市内各小学校に蔵書されています。