1. NバスでOKICA(オキカ)を導入。感染拡大防止と利便性向上へ(2021/10/04)

NバスでOKICA(オキカ)を導入。感染拡大防止と利便性向上へ(2021/10/04)

最終更新日:2021年10月12日

南城市(瑞慶覧長敏市長)と沖縄ICカード株式会社(仲吉良次社長)は、南城市のコミュニティーバス「Nバス」で交通系ICカード「OKICA(オキカ)」を導入すると発表しました。コミュニティーバスでのオキカ導入は県内初です。

NバスでOKICA(オキカ)を導入。感染拡大防止と利便性向上へ(2021/10/04)

Nバス車内の端末にOKICAをかざす

Nバス車内の運賃箱近くにオキカ専用端末が設置され、20日から利用が始まります。現金や回数券を使わない非接触で運賃の決済ができることから、新型コロナウイルス感染症の拡大防止につながります。また、幹線バス及びゆいレールでもオキカが運用されていることから、市内外での乗り継ぎなどの利便性向上も期待されます。

会見で沖縄ICカードの仲吉社長は「コロナと共存していくためにもキャッシュレスは社会経済活動を動かしていく有効な手段」と導入の意義を語り、オキカを通して「地域の利便性向上に協力していく」と話しました。

オキカの利用開始に伴い、南城市民限定でオリジナルデザインの「NバスOKICA」の販売も発表されました。13日から市役所敷地内の沖縄バス南城出張所で受け付けが始まり、11月30日までに購入者の中から抽選で70名に合計10万オキカポイントが当たるキャンペーンも実施されます。

記者発表後には、オキカが先行導入された久高島内の一部の商店やレジャー事業者の視察が行われました。島内では複数の事業者のサービスがオキカで決済ができるようになり、商品の購入や島内を巡るアクテビティなどで利用できます。

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    オキカ決済が導入される商店

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    島内を巡るアクテビティの様子

将来的には久高島へ向かう定期船などでもオキカの導入を検討し、Nバスと事業所・観光サービスの決済の一元化を図り、市外の人や観光客が公共交通機関を使って南城市を訪れる観光モデルの構築が期待されます。

また、久高島以外の市内の事業者や商店などへもキャッシュレス化を推進し、市民の移動手段となっているNバスと身近な買い物などでの利便性向上と、非接触決済による感染拡大防止へつなげます。