中山公民館で布製のマスクケースに紅型で色をつける『紅型体験講座』が開かれ、区内や市内の親子連れなどが参加しました。
 

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  紅型職人の當山さんが丁寧に指導

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  オリジナルデザインのマスクケースを色づけ

講師を務めた中山区出身・在住で紅型職人の當山雄二さんは「味がある作品ができるのが楽しみです」と、紅型の6番目の工程で色を決める『配色』の作業を参加者へ指導しました。
 

色づけしたマスクケースを掲げる井上さん親子

参加した井上雅代さんと香綾さんの親子は、7色の顔料を使ってバランスよく色づけ。香綾さんは「上手にできた。早く使ってみたいと」と笑顔で語りました。
残りの工程は當山さんが引き継ぎ、完成後はぞれぞれの参加者へプレゼントされるそうです。
 

同講座は、公民館を拠点とした活動事業を支援する『ムラヤー活性化事業』を活用して開催。中山区では、幅広い年齢層の区民が、親子や祖父母と孫が一緒に体験を行うことで地域間・多世代交流を促して、区民の交流の場である公民館の活性化を目指しています。
ことし9月に内装をリニューアルした公民館には、シャワー室やバリアフリートイレなども設置され、より使いやすく集まりやすくなりました。
 
11月には料理教室と野菜の植え付け体験、河川の生き物調べなど、子どもや親子で参加しやすい事業が企画されています。年末や年明けにも公民館を中心とした事業の開催を予定している金城道年区長は「若い世代が中山に住みたいと思ってほしい」と、地域活性化へ期待を寄せました。