『南城市の沖縄戦　資料編』の刊行を記念したミニパネル展が、市役所2階の市民共有スペースで開かれています。

会場の展示物

当初は刊行を記念したシンポジウムが開催される予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止になりました。代わりに、同書掲載の資料の紹介や解説、資料の実物が展示されたミニパネル展が開かれることになりました。

実物資料の展示スペース / 実物資料

パネル展では、戦時中に「一中鉄血勤皇隊」として動員された沖縄県立第一中学校の生徒が書くように命じられた遺書を入れた封筒、家族に最後の別れを告げることが叶わなかった学徒が桜の木に掘った遺詠、疎開先の家族に宛てた手紙などが実物資料が展示されています。

米軍の日報などの展示スペース / 戦争体験者の証言

その他、地域史では初出となる米軍の日報と戦闘イメージ図、日報で記された場所を落とし込んだマップ、戦争体験者の証言など、同書に掲載されている内容がわかりやすく展示されています。

会場で閲覧できる『南城市の沖縄戦 資料編』

期間中には会場内で同書も閲覧できます。パネル展は3月29日まで。南城市の沖縄戦についてより深く知ることができる展示を、ぜひ会場でご覧ください。

『南城市の沖縄戦　資料編』刊行記念ミニパネル展

【期間】3月14日(土)～3月29日(日)
【場所】南城市役所2階市民共有スペース（レストランなんじぃJr．の上）
【時間】9時～21時45分（市民共有スペース開放時間、土日祝も開放）
※実物資料の展示は平日9時～16時30分です。
※市民共有スペースは他のご利用者の方もいらっしゃいますので、ご配慮をお願いします。

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