1. 志喜屋区『ハマエーグトゥ』 集落の発展と豊作豊漁、航海安全を願う(2018/03/25)

志喜屋区『ハマエーグトゥ』 集落の発展と豊作豊漁、航海安全を願う(2018/03/25)

最終更新日:2018年03月28日

竜宮の神様に集落の繁栄と豊漁、豊作、航海安全を祈願する志喜屋区の伝統祭祀『ハマエーグトゥ』が、志喜屋漁港で行われました。

 
 

3隻のサバニに牛の左前足の供え物や米、刺身、重箱に詰められた肉などが供えられ、サバニの前と後ろで1回ずつ海へ手を合わせるなどして祈願しました。


神代に、ご回遊中に喉が渇いた竜宮の神様が現在の志喜屋に上陸し、そこにいたシチャヌシーの神様から水を一杯もらったことへのお礼にシマの豊作を約束し、「毎年旧暦の2月10日から15日の間にお祈りをしなさい」と祈りの方法を教わったとされる由来記があり、区の伝統祭祀としてハマエーグトゥ(浜御祝事)が始まったとされています。
牛の左前足には田畑を耕して(踏耕)豊作になりなさいとのメッセージが含まれているとされ、半農半漁で栄えた志喜屋にしかない祭祀として継承されてきました。

 

今年は平成29年度コミュニティ助成事業(宝くじの助成金)により祭祀用のサバニが新調され、例年より多くの参加者で賑わいました。

具志堅栄区長は「立派なサバニは貴重な財産です。志喜屋の発展のために有効活用していきたい」と語り、区民とともに集落の発展を願いました。