1. 知念中で平和学習会 〜知念にある一家からみる沖縄戦〜(2022/06/02)

知念中で平和学習会 〜知念にある一家からみる沖縄戦〜(2022/06/02)

最終更新日:2022年06月10日

6月23日の慰霊の日を前に、戦時中に知念地域に実在したある一家のそれぞれの立ち位置から沖縄戦を学ぶ、オンライン形式の平和学習会が知念中学校で開かれました。

今回の学習会では、語り部が少なくなっている沖縄戦をどう生徒に伝えるかを、南城市教育委員会の文化課と学校で議論を重ねて準備をすすめました。

授業はじめにあいさつをした志伊良洋子校長は「いまウクライナで戦争が起こっているが、沖縄でも戦争があったことをしっかり学んでほしい」と、期待を込めました。

  • 知念中で平和学習会 〜知念にある一家からみる沖縄戦〜(2022/06/02)

    左から講師の山城さんと山内さん

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    オンラインで各教室へ配信

講師をつとめたのは、『南城市の沖縄戦 資料編』、『南城市の沖縄戦 証言編-大里-』の編集に携わり、現在は北中城村教育委員会生涯学習課で文化振興係の山城彰子さんと山内優希さんのお二人。

学習会では、知念字久手堅の「屋号二六(ニールク)」の一家を取り上げ、村内避難、学徒隊、県外疎開など、家族がそれぞれ体験したことを、戦時中から終戦、復興までの時系列に沿ってわかりやすく解説。生徒はそれぞれの教室で視聴し、沖縄戦を追体験する形で学びました。

3年生の伊集愛来さんと儀間ひかるさんは「戦争のない世の中を築いていきたい」と、生徒を代表して講師へお礼の言葉を贈りました。

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    講演後は各教室で振り返り

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    講師が生徒の質問に丁寧に回答

講演後はワークシートを使っての振り返りが行われ、生徒は自分の家族に置き換えて考えるなどして、学びを深めました。