1. 「コロナに負けない」 文化協会が屋外で『さんしんの日』イベント(2021/03/04)

「コロナに負けない」 文化協会が屋外で『さんしんの日』イベント(2021/03/04)

最終更新日:2021年03月04日

3月4日は、沖縄で親しまれている弦楽器『三線(さんしん)』の日として、県内各地で三線の演奏や舞台などが開かれています。
 
南城市文化協会でも、毎年の恒例行事として市内で三線や琉球舞踊などを披露するイベントを開催していましたが、昨年は新型コロナウイルス感染症の影響でイベントの中止となりました。
 
今年はがんじゅう駅・南城の駐車場にステージを設置し、密にならない屋外でイベントを開催。正午の時報とともに演奏された『かぎやで風』を皮切りに、琉球舞踊や民謡ショー、うちなー口の漫談などが披露されました。
 

  • 「コロナに負けない」 文化協会が屋外で『さんしんの日』イベント(2021/03/04)

    かきやで風で幕開け

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    感染対策を施し屋外で演舞


文化協会に加盟する団体や愛好家にとっても練習の成果を披露する場が失われた1年となりましたが、同協会の琉球舞踊部の山内小夜さんは、「手指の消毒や楽器演奏者の間にパーテーションを設けるなどの感染対策をしながら、できることはやっていきたい」と、久々の舞台に声を弾ませます。
 
以前は正午から午後9時頃までの長時間をかけて開催していましたが、今回は時間を短縮して2時間で収め、出演者が交代するたびにマイクを消毒するなど、感染対策を徹底しました。
 
斎場御嶽のお膝元とで開催できたことを喜ぶ琉球民謡部の島袋健さんは「コロナに負けない想いも込めている。これからいい世の中になってほしい」と語りました。