佐敷小学校6年生を対象に、企業人講師による理科実験授業が行われました。テーマは「沖縄の薬草のヒミツとパワーを学ぼう!」。理科の単元「生きもののくらしとかんきょう」の一環です。
 野草で味覚が変わる?!
地元の南城市佐敷に本社を置く沖縄長生薬草本社から新垣良夫さんが講師として授業。
実験ではカタバミという草で10円玉をこすってピカピカにしたり、ギンネマ・シルベスタという草を舌に付けた後、砂糖をなめても甘く感じないなど、薬草・野草のもつ不思議なパワーを実感。また、ウコン、グワァバ、クミスクチン、サクナ、ヨモギなど、身の回りにある薬草の効能を教えてもらいました。
 野草で10円玉をこするとピカピカに
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 講師の沖縄長生薬草本社、新垣良夫さん
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佐敷のウコンがスペースシャトルディスカバリーに乗って国際宇宙ステーションに運び込まれ、生育の実験がされていることも紹介。
新垣さんは、「うちの社長は、薬局や病院が少ない時代、ケガや病気をしたときにお祖母ちゃんに薬草で治してもらったことに可能性を感じ、薬草で沖縄の長生きを応援したいと今の会社を立ち上げました。そして宇宙という次の可能性を追い求めています」と、生徒たちにいろんな可能性を感じて夢をもってもらいたいと講義。
授業を受けた生徒は「僕も植物を使っていいことをしたい」「生き物には植物が必要なんだなと思った」との感想を述べました。
この授業は社会人活用型教育支援プロジェクト「あまくまリカちゃん学校へ行こうプロジェクト」の一環。今後、テーマを変えながら市内小学校9校に特別講師を派遣する予定です。 |