1. 豊作を祈願『親田御願』(2020/01/28)

豊作を祈願『親田御願』(2020/01/28)

最終更新日:2020年01月28日

仲村渠区の伝統行事『親田御願』が、琉球稲作の発祥地とされる受水走水などで行われました。

豊作を祈願『親田御願』


親田での田植え儀式

旧正月初午の日に行われる同行事では、受水走水の敷地内にある『米地』、『受水』と『走水』の各拝所へ手を合わせたあと、『親田』と呼ばれる田んぼに区民の若者3名が入り、稲の苗を植え付ける田植えの儀式を行います。
 
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ユーエーモーでの三十三拝 / 坐グェーナ
 

田植え儀式が終わると、近くにある『ユーエーモー』にて独特の四方拝『三十三拝』を行い、田植えから稲刈りまでを表現した『天親田のクェーナ(坐グェーナ・立グェーナ)』を謡い、豊作を祈願します。

近年、仲村渠区では、かつて盛んだった稲作を復活させようと、若い世代の区出身者からなる『仲村渠稲作会』が発足しました。会では受水走水で育てた赤米の苗を譲り受け、開墾した水田で稲作を行なっています。

旧暦6月25日の週の土曜日には、400年の伝統があるとされる綱曳きも行われている仲村渠区。稲作文化の伝承の機運が高まっています。