最終更新日:2018年02月21日
琉球稲作の発祥の地とされている受水走水で、豊作を祈願する仲村渠区の伝統行事『親田御願』が行われ、区民の男性3人が田植えの儀式をしました。
『親田御願』は旧正月後の初午の日に実施されます。中国から飛んできた鶴が稲穂を落とし、稲の芽が出たとされる『米地』と、受水走水で祈願をした後、『親田』と呼ばれる田んぼに入り、稲の苗を植え付けます。
初めて田植えに参加した大城洋介さんは「親田御願は幼いころから見てきた行事。ずっと地元を離れていたので、ようやく参加できてうれしい」と額の汗を拭います。
田植えの儀式後、参加者は近くの『祝毛』に移動し、東西南北におじぎをする独特の四方拝『三十三拝』を行い、田植えから稲刈りまでを表現した『天親田のクェーナ』を詠み、豊作を祈願しました。