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2009年6月17日

 比屋根君、慰霊の日に詩を朗読「祈りを届けたい」

なんじょう日記

2009年度第19回「児童・生徒の平和メッセージ展」詩部門(小学校)で、南城市立大里北小学校6年生の比屋根憲太君の作品「平和のいのり」が最優秀賞に選ばれました。

比屋根君は、6月23日(慰霊の日)に行われる沖縄全戦没者追悼式で詩を朗読することになります。

6月17日には記者会見が行われました。

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比屋根 憲太 君 (11)

 

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会見で答える比屋根君

比屋根君の詩「平和のいのり」は、4年生のころ、慰霊の日におばあちゃんと平和の礎に行った時の様子を書き記しています。

「その時、初めておばあちゃんの妹が戦死したことを知りました。それまで戦争は『怖いもの』だと思っていたけど、亡くなった被害者もその家族も、60年以上悲しみを引きずっていて、それを二度と忘れてはいけないと思いました」

そしてしっかりとした言葉でこう続けました。

「『戦争』という文字を辞典からなくしてほしい」

普段から文章を書くことは好きな比屋根君。担任の先生によると、宿題の「がんばりノート」に、家族のことや日々の生活のことを、自分の言葉として表現しているのだそうです。この詩も4年生の時のことを思い出して「がんばりノート」に書いたのがきっかけ。大好きなおばあちゃんの話を書き記しました。

慰霊の日の朗読では、「亡くなった人たちに、『大変だったね』という気持ちを伝えたい。そして、戦争をやっている国々に、ぼくの祈りを届けたいです」と強い気持ちを語りました。

「将来は人のために役立つ人になりたい。おばあちゃんから聞いたたくさんの話も子どもたちに伝えていきたい」

 

   平和のいのり

南城市立大里北小学校 6年 比屋根憲太

石に刻まれた家族の名に
涙を落とす祖母
なんの形見も残っていない石に
声にならない声で
石をさすり
石をだきしめる
小さな声でとても小さな声で
「本当は話したくないサー」
少し首をかしげて
空を見上げる
人さし指の大きさの大きな傷
あごと左腕に残る
戦争の傷あと

祖母は傷の手当てをするために
水くみに行った
防空ごうに姉を残し 母と二人で
そのあとすごい光と音が…
そのまま姉はもどらなかった
「いっしょに連れて行けばよかった」
「ごめんね ごめんね」
と何度も何度も
きたときよりも
石を強くさすり
石を強くだきしめる
ぼくはもう声を上げて泣いていた
そして祖母の背中をずっとさすった
こんな青い空に
こんなおだやかな沖縄に
戦争は似合わない
祖母のくしゃくしゃな涙も
似合わない

そんな祖母はもう今は歩くことが
できない
毎日毎日空を見て
きっと
生きている喜び
生き残った悲しみを感じて
いるのだろう
ぼくは車イスをおして
祖母のいのりを引きつぐ
戦争のない平和な国を

 

     

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